弁護士 和賀 弘恵

解決事例

2019年06月05日

裁判官に依頼者の現状をていねいに説明することで離婚が成立した事例

■依頼者
女性

 

■事案の概要
夫は結婚後うつ病を発症して働かなくなり、飲酒をしたり一日中寝ていたりで仕事も家事もしなくなった。一方で外での遊びはしており離婚を切り出すが、相手が承諾してくれない。
 

■解決結果
調停を申し立てたが相手方が合意を拒否したため不成立。裁判で争うこととなり、離婚が認められた。

 

■弁護士からのコメント
この事例は、法律で定められた5つの離婚理由の中での「婚姻を継続し難い重大な理由」にあたるかどうかが争点になります。そのような場合は通常、長期間別居していないと離婚が認められないことが多いのが現状です。しかし今回は、子どもを育てながら家計を支えてきた依頼者の立場や思いを、裁判官にていねいに説明することで、婚姻関係の継続が難しいことが認められました。